文鳥の飼い主です。
文鳥さんは1日のほとんどをケージで過ごしているのですが
その際の設定温度が難しかったりします。
年中、一定の温度をキープすることがとても大事なのです。
文鳥の先生や、飼育本を読むと
「基本20度から25度」
となっています。ですから、冬は暖房、夏は冷房を1日中入れることが必須です。

しかし、冬になると今度は湿度管理が難しくなります。

冬はただでさえ乾燥する季節なのに、暖房で室温を上げているので部屋全体が乾っからです。洗濯物を部屋に干したり、加湿器をフル回転させたり湿度管理が大変です。
文鳥が乾燥に弱い理由
文鳥は熱帯や亜熱帯を原産とする小鳥であり、湿度が比較的高い環境で進化してきました。そのため、日本の冬のように乾燥した環境は、彼らにとってストレスになることがあるそうです。
文鳥さんかかりつけクリニックの先生に聞いた話を記載しておきます。
1. 皮膚と羽毛への影響
乾燥した環境では、文鳥の皮膚や羽毛が乾燥しやすくなります。
この乾燥によって、
• 羽毛がパサついて保温性が低下
• 皮膚が荒れたり、かゆみが生じる
• 羽毛が抜けやすくなる
などの問題が発生する事があるようです。
2. 呼吸器系の問題
文鳥は湿度が低い環境に長時間いると、呼吸器系に負担がかかることがあります。乾燥した空気によって
• 粘膜が乾燥して感染症にかかりやすくなる
• 気道の炎症を引き起こす可能性
• 風邪のような症状や鳴き声の変化
など文鳥の呼吸器に及ぼす影響は大きいとのことです。
3. 体温調節の困難
文鳥は小さな体で体温調節を行うため、適切な湿度が不可欠です。湿度が低いと、体温が奪われやすくなり、冷えによる体調不良を招くことがあるそうです。
文鳥を乾燥から守る方法
文鳥を乾燥から守るための具体的な対策も記載すると、読者にとって役立つ情報になります。以下のような対策を提案すると良いでしょう。
1. 加湿器を使用する
文鳥の生活環境を湿度50~60%程度に保つことで、乾燥を防ぐことができます。
手取り早く加湿するためには加湿器が欠かせません。
もちろん我が家も(大容量タンク)ハイブリッド型↓を利用しています。

電気代はとても安く掃除も簡単ですが、これ一台でなかなか60%まで湿度が行かないので、洗濯物も部屋干ししています。
2. 水浴びの機会を増やす
文鳥は水浴びが大好きです!
「1日1回程度、水浴びの時間を設けることで、皮膚や羽毛の乾燥を防げますよ」
とクリニックの先生に言われましたが、我が家のしず姫は1日に3度水浴びします。
(もちろん水浴びの度に水換えしています)
しずのおかげで(水浴び後ブルブルするので)湿度が守られている感はあります(笑)
3. ケージに濡れタオルを設置
ケージの周囲に濡れタオルを置くことで、簡単に湿度を上げることができます。
しかし、我が家の文鳥ズは見慣れないタオルを怖がります。
特に、爪切りの時にタオルを使うので、余計に怖がって大暴れしてしまうのです。
様々なタオル(色や形を変えてみた)も使ってみましたがダメでした。タオルをかけれればいいのですが、我が家は難しいです。
4. 冬場の暖房器具に注意
エアコンやヒーターの使用時は湿度が下がりやすいため、湿度計を活用して適切に管理しましょう。
我が家はSwitch Botの温湿度計を導入しています。

これをスマホに連動させて、外出時でも温度と湿度をチェックしています。
なかなか優秀であいちゃんとシズちゃんのケージにも1個づつ入れています。USB接続なので電気代もほぼかからず、家のWi-Fi環境さえ整っていれば何人でも共有して見ることができます。オススメです。
5. 栄養バランスの良い食事を提供
乾燥による体調不良を防ぐために、健康をサポートする栄養豊富な食事を与えることも重要です。
我が家では、冬はシードとペレットミックスです。と言うのも、ペレットがあまり得意でない文鳥ズなので『食べるのを嫌がって痩せると怖い』と思っているからです。
文鳥ズの餌箱は3つ。
①シードとボレー粉入り
②ペレットだけ
③おやつ用
そして粟穂を置いています。
『好きなもの(カナリヤシード)だけ食べるんじゃないの?』
と心配されましたが、本人たちは『自分の体に必要なもの』を選んで食べていて、偏ったりしていません。文鳥の自主性に任せてよかったと思っています。
まとめ
文鳥は湿度が高い環境で進化してきたため、乾燥が大敵です。特に冬場は湿度を意識して、文鳥が快適に過ごせるよう工夫が大切です。
湿度管理は文鳥の健康を守る基本であり、長く一緒に暮らすために欠かせないポイントだと言えます。
文鳥のために飼い主は頑張ります!!
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